考えたこと1

最近、「砂の惑星」(著:フランク・ハーバート)が映画化された。SF作品の映像化と言えば、ついこの間、「夏への扉」(著:ロバート・A・ハインライン)も邦画で全国の映画館にて公開された。

 

また、同様に現在(2021年秋)、「日本沈没」(著:小松左京)もドラマ化されている。

 

近年の潮流としてSF作品が注目を浴びており、俄かに書店や図書館でもSF作品に触れる機会が増えたと思う。

 

――そのSF作品のブームの一端を担ったのは、間違いなく「三体」(著:劉慈欣)というゴリゴリのハードSFが国外の作品による貢献があっただろう。

 

しかも、これまでSF作品とは無縁だと思っていた中国が発祥の作品である。

 

かくいう私は、最近までSFというジャンルは敷居が高く、手を出さなかった。どこか他人事のように眺めていた側の人間である。

 

少し前まではマイナージャンルだったと思っていたので、このブームに乗っかって面白そうなSF作品を読んでみたいなー、と最近になって手を出し始めた。

なにせ、毎月新書が置かれる棚には、着実にSF作品も並び始めているのだから。今、この時期をチャンスととらえて新分野開拓へと踏み出した。

 

ともかく、書店で立ち読みしていた私は、ふと、何となく、ある書物を思い出した。

『予言集』(著:ミシェル・ノストラダムス)である。

 

中世のフランスに活躍(?)した、ミシェル・ノストラダムス( 1503年 - 1566年)が記す『予言集』から抜粋した「ノストラダムスの大予言」は、1980年代後半~90年代の日本で広く終末ブームを巻き起こした。・・・・・・それが良かったのか悪かったのかは、結論を置いてく。

 

・・・・・・ともかく、SFは一種の予言の書だと思う。

 

 

具体的にどんな技術が~、どんな部分が社会を~、と難しい事はあいにく指摘できる程知識がないため答えられない。

 

きっと、最近寒さが増したから余計な考えが浮かぶのだと思うようにして、しょうもない妄想は「この文面」で記すことで忘れることにした。

 

私は、図書館も好きだが、やはり所有欲という欲求を満たすためだけに、紙の本を買ってしまう。おかげで、読まないで積んだ本が部屋を埋め尽くす。例えば、これが友人に自慢できるような人間であれば良いのだが、あいにく、近くに友人が居ない。

 

仕方ないと思う一方、どうやってこの本を処分しようかな、と考えてしまう。・・・・・・ちなみに、殆どが中古で買ったので、お財布事情の寒々しい私からすれば、なけなしの趣味である。

 

いつかは、普通に新刊を書店で沢山買えるようになりたいなー、と思う今日この頃である。